第83番
世の中よ道こそなけれ思ひ入る
山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
世の中よ道こそなけれ思ひ入る
山の奥にも鹿ぞ鳴くなる
現代語訳
この世の中よ、どこまでも憂いから逃れる道はないのだなあ。深い思いで分け入る山奥にも、悲しげに鳴く鹿の声が聞こえることだ。
決まり字
よのなかよ 五字決まり
この札は上の句の最初の「よのなかよ」まで聞けば下の句が確定します(五字決まり)。カルタ取りでは決まり字を覚えるのが上達の近道です。
解説
世捨ての隠遁を望むも、山中にも憂いがついて回ることを詠う。